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2024-04

第38回日本工業大学建築設計競技【課題発表】

Posted on 2024-04-22

第38回日本工業大学建築設計競技【課題発表】

課題:肝っ玉母さんのような家、あるいは頑固親父のような家

審査委員:
坂牛卓(建築家/東京理科大学教授)
西本真一(日本工業大学建築学部教授)
竹内宏俊(日本工業大学建築学部准教授)

提出期限:2024年8月31日 消印有効
入賞発表:2024年9月中旬 ホームページ上で発表

応募要項:こちらからダウンロード(設計条件等をよくご確認ください)

家は家族の生活の場所です。それは雨風から家族を守る場所であると同時に家族の一員のような存在でもあります。生きてはいないものの、あたかも人格が備わっているような気持ちにさせられることがあります。家は生きているとも言えると思います。そこで今回皆さんには人格が備わっているような家を考えてもらおうと思います。

そこで二つの人格を設定しました。一つは「肝っ玉母さん」です。昔、肝っ玉母さんというテレビ番組がありました。包容力があって、優しくて、子供の言うことをいろいろ聞いてくれて、でも芯が強くて、頑張り屋という性格のお母さんが主役でした。こんな性格のお母さんを肝っ玉母さんと呼びたいと思います。

もう一つの人格はこの対極をいく性格で「頑固親父」です。排他的で、自分の言うことが正しいと信じ、意固地で、子供の言うことなど聞く耳持たない、と言うような性格です。こういうお父さんを頑固親父と呼びましょう。

お母さんは包容力があってお父さんが頑固というのは私が子供の頃の常識でした。しかし現代ではそうとも限らないかもしれません。その逆のケースもあるでしょう。しかしこのコンペではお母さんは肝っ玉母さん。お父さんは頑固親父とします。そして皆さんにはこのどちらかあるいは両方の性格を持った家を設計してもらおうと思います。ここに入るとその性格を持ったお母さん、あるいはお父さんを感じられる家を設計してみてください。建築という物理的な殻がどうしたら人間が持つような性格を表せるかを考えてください。建物の立つ場所、広さ、家族構成は各自設定してください。

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